《短編:電車》憂鬱な朝に満たしたい睡眠欲

 

 

急にグッと寒くなりましたね。

寒くなると温かいココアが恋しくて恋しくてなりません。

 

わりとよくココアやら新作やらを買いに行く、スターバックスでドリンクを購入すると、店員さんによってはかわいいイラストを描いてくれるので、見つけるとほっこりします。

 
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今週も無事書き終えられてホッ。コツコツ続けて、いっそ習慣にしたい。

 

キーワード:電車

 

 

憂鬱な朝に満たしたい睡眠欲

 毎朝決まった時間に鳴るタイマーの音を聞くと、憂鬱になる。だから毎日、起きた瞬間から憂鬱だ。

 仕事は嫌いじゃない。でも、朝起こされることが嫌い。服のコーディネートを考えて、化粧をするのが嫌い。席も通路も埋まった電車に乗るのが、嫌い。

 今日も乗降口に出来た短い列に並び、待っていた電車は座れない。 どの人なら途中の駅で降りるだろうか。予想をつけて、立ち位置の確保。あとはボーッと立って待つだけ。 

「おはよう」

「あっ、おはようございます。電車で会うなんて珍しいですね」

 最寄りから二つ先の停車駅。乗ってきた同じ部署の先輩に声をかけられた。いつも就業時間ギリギリに出勤してくる先輩と会うなんて、珍しい。

「いつもより早く目が覚めちゃって」

「あー、そういう日ありますよね。私だったらたとえ五分前でも二度寝しちゃいますよ」

「たった五分なのに?」

 先輩は笑うけれど、だって時間ギリギリまで寝ていたいんだもの。

 ガタンっと電車が揺れて、隣の人にぶつかったらしい先輩が小さく「ごめんなさい」と謝っている。足も痛いし、立ち位置も安定しないし、座りたいなぁ。

「この路線、毎朝人多いよね」

「ですねー。始発の駅からじゃないとなかなか座れなさそうですよね」

 かといって、座りたいだけの為に始発駅最寄りへ引っ越すには代償がでかい。 でも、だけど。

「ホントは座って寝てたいのにって感じですよー」 

「わかるわかる」

 そこそこな時間、人が多くて窮屈な電車。なんだか空気も重い。

 せめて座って寝ていられれば、睡眠欲も満たされて、やり過ごせるのにと毎日思わずにはいられない。